新型コロナの感染拡大に影響していると見られるのが、全国で猛威を振るっている変異株のニンバスです。その特徴と対策について専門家に聞きました。
全国的に流行しているオミクロン株から派生した変異株のニンバスは、これまでのウイルスと比べ感染力が非常に強く、強烈なのどの痛みが特徴です。
東北医科薬科大学藤村茂教授2「以前のように38℃超えの高熱が続く方は割と少ないのかなと思いますが、だからといって高齢者の方とか基礎疾患を有している方にとっては実は全然侮れない」
ニンバスは重症化のリスクは比較的比較的低いといいますが、軽い症状だからこそ忍び寄る危険もあります。
東北医科薬科大学藤村茂教授「後々コロナの後遺症という形で苦しむ方も多い。若い方でもかなり多いんですよね、ちょっと調子が悪いなというケースで自己判断で病院行かなくてもいいやとしてしまうと、実は後からだるさが2カ月も3カ月も続いてというような状況に陥ってきますので、風邪と侮るなかれということですよね。やっぱり風邪とは違いますから」
藤村教授は感染対策について、手指消毒やマスクなど基本的な対策に加えて、今の時期に特に大切なことが換気だと言います。
ウイルスは乾燥を好むため、エアコンをつけて締め切った部屋は感染しやすい環境になってしまいます。
厳しい暑さが続いていますが1時間に1回、空気を入れ替える程度の換気を心掛けてください。