北アフリカにあるリビア沖でスーダンの難民らを乗せた船が炎上し、少なくとも50人が死亡しました。

 IOM=国際移住機関は14日に、リビア沖でスーダンの難民およそ75人を乗せた船が炎上したと発表しました。

 このうち少なくとも50人が死亡し、残りの難民も病院に搬送されて手当てを受けているということです。

 リビア沖は2011年にカダフィ政権が崩壊して以降、アフリカや中東からの難民が地中海を渡って欧州に向かう主要ルートとなっていました。

 IOMによりますと、リビアには2月時点で44カ国からの移民およそ86万7000人が居住していて、その多くが不法密航や劣悪な船を使って危険な欧州行きを試みていると指摘されています。