自民党総裁選も投開票まで残り1週間となりました。5人の候補者は最後の週末、様々な動きを見せています。

■小泉氏“なまごえ”聞くと対話を

 国民の声を聞く“なまごえプロジェクト”の一環で女性経営者と車座対話を行った小泉進次郎氏(44)。小池都知事(73)も同席しました。

小泉農水大臣 「私自身、父親として子育てに関わるなかで、仕事と家庭の両立の難しさと大切さを実感をしております」

 総裁選を巡って好意的なコメントを動画配信サイトに投稿するよう陣営内で呼び掛けていた、いわゆる“ステマ問題”が発覚した小泉氏。

 陣営の広報班長・牧島かれん氏は辞任しましたが、殺害予告や爆破予告のメールが相次いでいることから、警察に対応を相談する事態になっています。

小泉農水大臣 「しっかりと緊張感を持って、最後まで戦い抜いていきたいと思います」

■小林氏 北海道 防衛の最前線で…

 小林鷹之氏(50)は日本最北の自衛隊拠点・北海道稚内市を訪れ、本土防衛の最前線を視察。

小林元経済安保担当大臣 「安全保障上の緊迫感を肌で感じましたし、防衛費GDP比2%というのは到底足りないと」

■林氏 オンラインで経営者らと…

 小泉氏や小林氏が対面での対話を重ねる一方、林氏(64)はオンライン形式での対話を活用。27日は若手経営者らと物価高対策などについて意見交換しました。

林官房長官 「一番きついところを給付で支援する。これも総理総裁になったら取り組みたい」

■高市氏“日本のリーダー像”を

 女性初の総理総裁を目指す高市早苗氏(64)。周囲からの厳しいアドバイスにめげず、総裁選を戦っていると話します。

高市前経済安保担当大臣 「最近、割と傷付いたのは『化粧が超下手だからなんか改善しろ』『服の趣味も悪い。もうちょっと、ちゃんとした洋服買いに行け』とか。『鈍感力半端ない』と言われるので、良い方に捉えようと思っております」

 尊敬する政治家は「鉄の女」と呼ばれたイギリスのマーガレット・サッチャー元首相。

 求められる日本のリーダー像については、こう話しました。

高市前経済安保担当大臣 「国家経営理念、これをしっかりと持っていること。じゃないと国に芯がなくなる」

■茂木氏 党員らに“支持拡大”を

 茂木氏(69)は茨城県で党員が集まる会合に出席したほか、議員や党員に電話を掛けるなどして支援を求めました。

■野党側 与党との連立は…

 一方、日本維新の会の吉村代表(50)は26日、与党との連立協議に前向きな姿勢を見せるなど、総裁選後を見据えて野党も動き出しています。

 国民民主党も、自ら掲げる政策実現のために与党に協力する姿勢を見せていて、総裁選後半の大きな争点の一つとなりそうです。