国内の金の小売価格が初めて2万円を超えました。
金の国内小売価格の指標とされる田中貴金属工業が29日午前9時半に発表した店頭販売価格は、1グラムあたり2万18円でした。
先週末から78円上昇し、価格を公表してきた1973年以降で初めての2万円台です。
アメリカが今後も政策金利を引き下げるという見方から、「国債よりも金に投資した方が値上がりが期待できる」という市場の思惑が広がり、金の価格は右肩上がりとなっています。
田中貴金属工業の1グラムあたりの店頭販売価格がはじめて1万円台に乗せたのは2023年8月末で、2年余りで2倍に上昇しました。