航空自衛隊は先月、訓練中の戦闘機が茨城県沖で墜落した事故の原因について、エンジンの推力低下などが要因として考えられると発表しました。
今年8月、茨城県の百里基地に所属するF2戦闘機1機が茨城県沖の太平洋上で訓練中に墜落しました。
搭乗していたパイロットの隊員1人は緊急脱出し、けがはありませんでした。
その後、航空自衛隊が聞き取りやフライトレコーダーの解析をした結果、事故原因はエンジンの推力低下や制御システムの故障などが要因として考えられるということです。
今回の事故を受け、エンジン内部の点検や緊急手順に関する隊員の教育などを実施し、飛行の安全が確保できたとして航空自衛隊はF2戦闘機の訓練飛行の見合わせを解除しました。
森田航空幕僚長 「あらゆる努力を傾注して信頼回復に万全を期していく所存であります」