29日朝早く、仙台市太白区の住宅の敷地内にクマが侵入し、倉庫に保管していた米ぬかを荒らす被害がありました。

 住人「水たまりがあって、クマが水を飲んでいたんです」

 29日午前6時ごろ、太白区秋保町長袋(の住宅で、体長約1.5メートルのクマが敷地内の水たまりの水を飲んでいるところを住人が目撃し、警察に通報しました。

 住人「米ぬかなんです。それをね、破いたんです」

 敷地内にある倉庫は、入口のシャッターが大きくひしゃげています。クマがシャッターを壊して倉庫内に侵入したとみられます。保管していた米ぬかの袋が破られ、中身が散乱していました。

 住人「一瞬焦りましたね、まさかとは思ってたから。立った状態ではなく四つんばいの状態で見て、かなり大きく感じた」

 当時住宅には男性を含め3人がいましたが、警察が到着するまでは身の安全を確保するため外には出なかったということです。

 宮城県では9月に入ってクマの目撃情報が急増していて、県は9月末までとしていたクマ出没警報を10月末まで1カ月延長しています。

 県は、クマの活動が活発になる朝夕の行動を避けることなどを呼び掛けています。