三陸や常磐の水産加工品を集めた商談会が、仙台市青葉区で開催されました。震災で落ち込んだ売り上げの回復と、販路拡大が狙いです。

 大きな殻付きのカキに、脂が乗った干物、更には大きなタコ。

 集まったのは、宮城をはじめ岩手や福島、千葉など6県の水産加工会社約130社の自慢の商品です。

 商談会は、震災で落ち込んだ水産加工品の売り上げ回復と更なる販路拡大を目指して開催されていて11回目です。

 鮮度が落ちるのが早く、加工には向かないとされる白身魚イシモチのから揚げは、サケやサバなどの漁獲量が減っていることから新たな商品を作ろうと、8月から販売を始めました。

 電子レンジから取り出したのは、きれいな焼き目がついた焼き魚です。

 重信友里アナウンサー「いただきます。すごくふっくらとしていて、中までしっかりと味が染みています。電子レンジで調理したとは思えないです」

 蒸気圧による袋の膨らみを利用して、皮に焼き目をつけています。煙が出ないことから気軽に魚を食べられると、関東や関西を中心に人気の商品です。

 担当者は、全国から集まった食品バイヤーに手軽さや種類の豊富さなど商品への思いを熱く語っていました。

 大阪の百貨店バイヤー「レンジで簡単にでき上がっておいしく食べられる世の中になってきているので、味や素材にこだわる色々なお店が見られていい機会です」