割れたガラスの破片が散乱する車内。座席も粉々になったガラスで埋め尽くされ、窓ガラスがめくれるように垂れ下がっています。

乗客 「ガシャーンという大きな音がして、かなり車内は煙が立ち込めた。焼け焦げたような臭いもした」

 事故があったのは1日午後4時半すぎ。富山から名古屋に向かう特急「ひだ」が踏切内でキャリアカーと接触。当時、約200人が乗っていて、20人が軽傷を負いました。

乗客 「(けがをした人は)飛び散ったガラスで顔から少し血が出ていた」

 なぜ、キャリアカーは踏切内に止まっていたのでしょうか…。

キャリアカーを運転していた女性 「下りてきた遮断機が荷台に引っ掛かり、非常停止ボタンを押したが間に合わなかった」

 遮断機が荷台に引っ掛かり、線路内に立ち往生したとみられています。