季節性インフルエンザの1つの医療機関あたりの患者報告数が流行の目安とされる「1人」を超え、厚生労働省が警戒を呼び掛けています。
厚労省によりますと、先月28日までの1週間に報告された1つの医療機関あたりのインフルエンザの患者報告数は全国で「1.04人」でした。
流行の目安とされる「1人」を上回ったことを受け、厚労省はインフルエンザの全国的な流行シーズンに入ったと発表しました。
1年を通して流行した2023年を除くと、2009年に次ぐ2番目の早さとなりました。
都道府県別に見ると、すでに16都府県で患者報告数は「1人」を超えていて、最も多いのが沖縄県の「8.98人」、次いで東京の「1.96人」、鹿児島県の「1.68人」になっています。
厚生労働省は、うがいや手洗い、マスクの着用などの基本的な感染対策を呼び掛けています。