ドイツ南部のミュンヘン空港周辺で不審なドローンが目撃され、空港が一時、閉鎖されました。ヨーロッパでは先月以降、同様の事案が相次いでいます。

 ミュンヘン空港周辺で、2日夜、所属不明のドローンが目撃され、午後10時すぎから航空機の飛行が制限されました。

 空港は一時閉鎖され、ミュンヘン発の17便が欠航となり、およそ3000人の乗客に影響が出ました。

 また、ミュンヘンに到着予定だった15便が別の空港への着陸を余儀なくされました。

 ヨーロッパでは先月、デンマークやノルウェーの空港周辺で、相次いでドローンが目撃され、空港が一時閉鎖されました。

 その後、ロシア産原油輸出の制裁を逃れる“影の船団”とされるタンカーがフランス沖で拿捕(だほ)され、中国人の船長が逮捕・起訴されました。

 捜査当局は、デンマークの空港で目撃されたドローンについてこのタンカーが発射台となっていた疑いがあるとみて調べています。