一足早くクリスマス商戦が動き出しています。東北最大のおもちゃの見本市が、仙台市若林区で開催されました。
炎のような水蒸気を吹くドラゴンのロボットに、縦、横、逆さま自由自在に走る電車。 見本市には約60社8000種類のおもちゃが並び、百貨店や玩具専門店の担当者らがトレンドをチェックしていました。
内田有香アナウンサー「室内で遊べるボールです。とっても軽いので好きなだけ家の中で投げても家具が壊れる心配はありません」 ボールはクレヨンやペンで自由に色を塗ることができ、子どもの想像力が鍛えられます。
内田夕香アナウンサー「最近のトレンドは、キッズとアダルトを組み合わせたキダルト商品です。大人が懐かしいと思うおもちゃが人気です。私も挑戦しましたが難しいですね」
近年では大人に人気のおもちゃの売り上げが延びていて、買って開けるまで中身が分からないコレクショントイも、大人が集めたい衝動に駆られ人気があるということです。
おもちゃの市場規模は5年連続で伸びていて、2024年度は1兆992憶円と2001年の調査開始以来過去最高になりました。 カワダ仙台支店水上貴之課長「少子化なので大人目線の商品はこれから増えていく。大人が子どもの時に遊んだおもちゃのリニューアル品やリバイバル品が多数発売されている」
続いては、JR仙台駅前のアエルで開催されている文具の展示販売会です。
国内40メーカーの新商品や限定の文具や雑貨など、約4300種類が並んでいます。
新田智紀記者「三角定規は、仙台のある名品とのコラボで誕生しました。その名品とはこちら、定義山の三角あぶらあげなんです」
トートバッグやボールペンなど、仙台市青葉区定義山のさんかくあげとのコラボ商品が人気を集めていました。
一見するとデスクに並ぶノート、鉛筆に見えますが12分の1サイズのミニチュア文具です。宮城県の作家がオリジナルで制作しました。
他にも定番の文具が展示販売されていて、訪れた人たちが楽しみながら買い求めていました。
来場者「楽しくて楽しくて仕方がなくて、鳥肌がとまらないですね」
杜の文具博実行委員会白木二郎委員長「ただ書くだけ、切るだけという事務的な要素から、ワクワクするという部分を是非皆様には会場で楽しんでいただきながら見て、触れて買っていってほしい」
杜の文具博は5日まで、青葉区のアエル5階で開催されています。