ガザ地区の戦闘終結に向けトランプ大統領が提示した計画について、イスラム組織ハマスが人質全員を解放することなどに同意すると発表しました。
ハマスは3日に声明を出し、トランプ大統領らへの感謝を伝えたうえで、交渉を仲介する担当者に回答を提出したと明らかにしました。
ハマスは、提案された計画に基づき、ガザ地区で拘束する人質全員の解放に同意するとしています。
詳細については、仲介国を通じて直ちに交渉に入る用意があるともしました。
また、ガザ地区の統治をパレスチナ人による独立した機関に引き渡すことも受け入れるということです。
一方で、ハマス幹部は交渉なしには、計画を実施することはできないと中東のメディアに語っています。
ロイター通信も、イスラエルの占領が終わるまでは、武装解除をしない方針だと伝えています。
トランプ大統領が提案した20項目の計画には、イスラエルとハマスの双方が合意すれば、イスラエル軍がすべての軍事活動を停止し、ハマスは72時間以内にすべての人質を解放することなどが盛り込まれていました。
しかし、武装解除など一部の項目でハマス側が修正を求めているとも伝えられていました。