大阪大学の坂口志文特任教授が今年のノーベル生理学・医学賞に選ばれたことを受け、共同研究を行っているイギリスの研究者からも祝福の声が上がっています。

英バーミンガム大学 イエ・トンウー教授 「彼の受賞は本当にうれしかったです。彼はノーベル賞に値する人です」

 イギリスのバーミンガム大学では、坂口特任教授が発見した免疫反応の暴走を止めるブレーキ役の細胞「制御性T細胞」を応用し、肝疾患などの治療に関する臨床試験が行われています。

 坂口特任教授はその功績がたたえられ、2019年にバーミンガム大学から名誉学位を授与されました。

イエ・トンウー教授 「副作用の多い免疫抑制剤を必要とせずに自己免疫疾患や移植患者を治療するのにも役立つと思います。彼と協力して患者に届けられることを楽しみにしています」