暴走族を取り締まる警察のオートバイに似せて不正改造をしたり、事故現場で暴走族担当の警察官だとうそを言ったなどとして、仙台市泉区の20歳の男性が書類送検されました。

 鈴木暁人記者「警察に憧れていたという男性、自らのバイクを黒バイに似せて改造していました」

 不正改造や称号詐称などの疑いで書類送検されたのは、泉区に住む飲食店従業員の男性(20)です。

 男性は8月、自分のオートバイに不正な改造を行った疑いが持たれています。

 赤色警光灯が不正に取り付けられたオートバイや、肩に警察のエンブレムのようなワッペンが付けられた服など押収品が公開されました。赤色警光灯やワッペンはインターネットで購入したということです。

 男性は、暴走族を取り締まるためにかつて宮城県警に存在したとされる黒バイ隊員を装おうとしたとみられています。

 警察は、近所の住民から「不審な車両がある」と情報提供を受け捜査していました。

 更に男性は、改造したオートバイで無免許運転を繰り返したり、泉区の事故現場で事故を起こした男性に「宮城県警の暴走族の対処部隊です」などと声を掛けて官公職を詐称した疑いが持たれています。

 警察の調べに対し「白バイ隊員に憧れていた」と話しているということです。