災害時に役立つ技術やグッズの展示会が、仙台市青葉区で開催されています。最新の技術を活用した製品が一堂にそろいました。

 青葉区のアエルで8日から始まった震災対策技術展東北には、防災グッズの開発や販売をする企業など全国から40団体がブースを出展しました。

 新田智紀記者計「東日本大震災の仙台市の揺れを再現した装置です。それでは体験してみたいと思います。すごい揺れがきました」

 地震の観測や体験システムを開発する企業は、過去のデータを元に縦揺れや横揺れなど様々なな地震を再現しました。更にバーチャルリアリティーで地震発生時の様子を「見える化」しています。

 白山工業手柴憲人さん「対策に一歩踏み出していただくために、実際に自分が被災したらどうなるか想像しやすいようにリアルに作っている」

 来場者「いつ私たちに何が起きるか分からないということを考えながら生活してもらいたいと感じた」

 新田智紀記者「一般的な備蓄毛布に比べ5分の1まで圧縮していて備蓄スペースを削減できるということです」

 開発された備蓄用の毛布や下着などは、特殊な技術を使ってコンパクトに圧縮し、長期間にわたって保管できるということです。

 また、全国で相次ぐ下水管の破損による道路の陥没事故などを未然に防ぐため、マンホールや下水管の耐震工法を紹介する団体なども関心を集めていました。

 震災対策技術展は8日まで、青葉区のアエルで開催されています。入場は無料です