アメリカの政府機関閉鎖などの影響で金の価格高騰が続いています。ニューヨーク市場では1トロイオンスあたり4000ドルの大台を突破しました。

 ニューヨーク商品取引所の金の先物価格は7日、史上初めて1トロイオンス=およそ31グラムあたり4000ドル台にのせました。

 この1年間でおよそ50%上昇したことになります。

 アメリカのFRB(連邦準備制度理事会)が利下げを進める方針を示したことなどを受け上昇が続くなか、足元の政府機関の一部閉鎖を受けてさらにリスク回避の姿勢が強まり安全資産とされる金への需要が高まっています。

 アメリカメディアは日本を含めて世界的な財政懸念の高まりがさらなる金価格の上昇につながるとの見通しを示しています。