日銀が発表した生活意識に関するアンケート調査で、5年後の物価について「上がる」と予想した人が8割を超え、6年ぶりの高水準となりました。

 今回の調査は日銀が3カ月に1回発表するもので、8月1日からおよそ1カ月、4000人を対象に行いました。(有効回答者:1997人)

 5年後の物価を「かなり上がる」「少し上がる」と予想した人の割合は合わせて84.8%となり、前回の調査から1.7ポイント上昇しました。

 2019年9月調査以来の高い水準です。

 また、1年後の物価についても「上がる」と答えた人は88.0%と、前回の調査を2.9ポイント上回りました。

 食料品など物価高が続いていることが、今後の予想にも影響を与えているとみられます。