中国の交通運輸省がアメリカの船舶に特別使用料を課すと明らかにしました。14日から同様の措置を取るアメリカに対抗するとみられています。

 中国交通運輸省は10日、中国の港湾に寄港するアメリカの企業や組織、個人が所有する船舶から特別使用料を徴収すると発表しました。

 14日からの措置で、1トンあたり400元=日本円でおよそ8000円から段階的に引き上げていくと説明しています。

 この措置についてアメリカ側が、14日から中国の船舶に対して港湾サービス料を課すためと指摘しました。

 また、アメリカの対応は「国際貿易関連の原則に著しく反し、米中の貿易に深刻な損害をもたらす」と批判しています。