千葉県松戸市のアパートで37歳の姉を果物ナイフで複数回刺して殺害したとして逮捕されていた34歳の男性について、千葉地検は不起訴処分にしました。

 男性は6月、松戸市のアパート内で姉の胸や腹などを果物ナイフで複数回刺して殺害した疑いで逮捕されました。

 警察によりますと、男性は事件のおよそ15分後に交番を訪れて「姉を殺した」と自首していました。

 千葉地検は刑事責任能力があるかどうかなどを調べるため、7月から3カ月にわたって男性を鑑定留置していましたが、今月10日付で不起訴処分にしました。

 処分の理由について「犯行時の精神状態を考慮した」としています。