地域の食文化に親しんでもらおうと、宮城県石巻市の子ども園でクジラの肉を使った給食が提供されました。

 石巻市では伝統的な食文化である鯨食文化を継承しようと、小中学校や保育所などでクジラの肉を使った給食を提供しています。

 14日、石巻市八幡町の湊こども園でクジラの肉を使った給食が提供され、年長の園児16人と齋藤正美市長が一緒に味わいました。

 提供されたクジラの肉は北海道松前町沖で獲れたツチクジラの肉で、1センチほどのさいの目に小さく切り油で揚げて、しょうゆや砂糖で甘く味付けされました。

 園児「おいしかった」「お家で食べてみたい」「中がおいしかったです。ママと一緒に食べたい」「おかわりは10回ぐらいする」 石巻市健康推進課木村由佳技術主幹「小さい頃から石巻市の食材としてクジラ肉に親しんでもらって、大人になってもずっと食べてもらいたいという思いがあります」

 クジラの肉を使った給食は、15日もの公立保育所などで提供されるということです。