利用者が増えるふるさと納税は、応援したい自治体に寄付をすることで実質2000円の負担で特産物など返礼品を受け取れるという制度です。
これまでは、申し込んだ後に返礼品が後日送られてくることが一般的でした。最近では飲食店などで使えるクーポンを申し込んだその場で手に入れることができる、現地決済型のふるさと納税を導入する自治体が増えてきています。
宮城県塩釜市では、10月から現地決済型のふるさと納税の利用が始まりました。
佐藤光樹塩釜市長「ふるさと納税は貴重な財源、収入源であります、そういったものを上げられる努力を市役所一丸となってやっていかなきゃいけない」
10月から塩釜市が開始した現地決済型のふるさと納税は、対象の店舗を利用した際のその場の手続きで支払いを行うことができる仕組みです。
飲食店や小売店、レジャー施設など13施設が対象となっています。
このうちの1つ、すし店では店舗にあるQRコードをスマートフォンなどで読み込み専用のサイトで申し込みをすると、返礼品として寄付額の30%分の電子クーポンが発行されます。手続きにかかる時間はたったの5分ほどです。
廻鮮寿司塩釜港鎌田秀也会長「期待感大いにありますね。とにかくマグロを食べてもらって、塩釜港の本当においしいマグロ出してる所を是非このふるさと納税を通じて食べて行ってほしい」
現地決済型のふるさと納税は、宮城県の自治体では仙台市や名取市などで既に導入されていて、塩釜市は10番目です。
佐藤光樹塩釜市長「塩釜市においしい物を食べに来ていただいて、実はその場でもふるさと納税が使えるメリットも気付いていただければ大変ありがたいと思います」