生成AIの普及などで急速に需要が高まっているデータセンターの東北への誘致推進に向けて、東北電力やNTT東日本などが協定を結びました。

 東北電力佐々木秀明常務執行役員「データセンター立地に適した東北新潟地域の強みを最大限に生かした誘致の推進に向けて、この度業務提携を締結することにいたしました」

 16日、電気・通信・金融のそれぞれを代表する3社が東北と新潟地域へのデータセンター誘致に向けて、協定を結びました。

 データセンターとは、サーバーやネットワーク機器を設置、保管し安定的に運用する施設です。

 現在、国内のデータセンターの約9割が関東と関西に集中していますが、生成AIの普及などで急速に需要が伸びていて限界が迫っているとされています。

 このため3社は今後、東北と新潟への誘致に向けた施策の検討を行うとともに、地域の強みを発信していくことにしています。

 3社によると東北や新潟は比較的気温が低いため、機器類の冷却にかかるコストを抑えられるメリットなどがあるということです。

 東北電力佐々木秀明常務執行役員「データセンターの誘致を通じた新たな産業、雇用の創出による地域活性化、産業振興に貢献してまいります」