鳥インフルエンザの発生を想定した、宮城県などによる対応訓練が東松島市で行われました。

 訓練は、冬の渡り鳥が飛来し鳥インフルエンザが発生しやすくなる時期を前に、宮城県と宮城県建設業協会が毎年行っています。

 養鶏場で死んだニワトリから鳥インフルエンザウイルスが検出されたという想定で行われ、建設業協会の会員約110人が参加しました。

 参加者は、処分したニワトリを養鶏場から埋め立てできる場所までダンプカーで運搬するための手順などを確認していきました。

 石巻市の養鶏場では2024年11月、死んだニワトリから鳥インフルエンザウイルスが検出され、関連する農場も含め約17万羽が殺処分されました。その際に養鶏場からの運搬に時間が掛かったということで、参加者は、素早く処理ができるよう取り組んでいました。

 宮城県家畜防疫対策室衛生安全班後藤庸技術主査「鳥インフルエンザのシーズン始まりましたので、各養鶏農家さんへの使用衛生管理の徹底と再徹底を県としては通知して、家畜の防疫体制を強化してまいります」