東日本大震災の伝承活動について宮城県、岩手県、福島県の伝承団体などに調査したところ、震災学習プログラムを実施する団体の96%が継続に不安を持っていることが分かりました。
調査したのは、3.11メモリアルネットワークです。7月と8月に宮城県、岩手県、福島県の震災伝承施設などにアンケートし、計57の施設や団体から回答を得ました。
その結果、伝承活動を継続することについて震災学習プログラムを実施している団体の96%と震災伝承施設を運営している組織の69%が「不安がある」と回答しました。
理由については、公的な支援の多くが打ち切られてきていることなどをあげています。
3.11メモリアルネットワーク武田真一代表理事「震災伝承大切だよというような世論があって、それに押される形で政府、自治体の資金の助成だったり制度作りだったり、早期に求められると我々は考えています」
3.11メモリアルネットワークでは、調査の結果をまとめた冊子を作り、11月にも関係機関などに発送することにしています。