高市総理大臣は28日に予定されているトランプ大統領との首脳会談で、アメリカ産の大豆や自動車などの購入拡大を伝える方向で調整していることが分かりました。

 高市総理は、9月に合意した日米関税交渉の進捗状況をトランプ氏に伝える方針です。

 政府関係者によりますと、なかでも米側の関心の高い大豆やLNG(液化天然ガス)、自動車の購入拡大を中心に説明した上でミニマムアクセス制度の枠内でアメリカ産のコメの購入が増えていることなど合意内容が着実に進んでいることを確認します。

 自動車を巡っては、アメリカの自動車大手「フォード」のピックアップトラックを公用車として導入する案を検討しています。

 トランプ氏の来日中に日米合意に関する署名式を行う見通しで、高市総理は経済面での協力姿勢をアピールしたい考えです。