トランプ大統領との会談に、日本側はどのような狙いを持って臨んだのでしょうか。迎賓館前から報告です。

 現在も迎賓館の中に高市総理、そしてトランプ大統領がいて、昼食会がつい先ほど終わったものとみられます。

 高市総理は首脳会談が始まる前に、トランプ大統領の部屋で一緒に、大谷選手が出場するワールドシリーズをテレビ観戦しました。

 高市総理は会談の冒頭で、トランプ大統領がガザの停戦合意など和平に尽力したことに触れました。

 政府関係者によると、トランプ大統領にノーベル平和賞への推薦状を手渡すという「サプライズ」を準備していたということです。

 会談では、両首脳から「安倍元総理」の名前が繰り返し登場しました。

 高市総理は、安倍元総理の後継者だと強調して最大の目的である「トランプ大統領との関係構築」を図る考えでしたが、ここまではうまくいっているように見受けられました。

 ただ、総理周辺は「トランプ大統領との会談は予測不能だ。経済や安全保障、対中国政策などさまざまなテーマを頭に入れている」と話しています。

 日本が懸念する防衛費の増額要求があったのかなど、会談の詳細についてはこの後、明らかになります。