地震の被害により離島で通信障害が発生した想定で、通信を復旧させる訓練が塩釜港で行われました。
海上保安庁と通信事業者4社が合同で行った訓練は、三陸沖で発生した地震により携帯電話の基地局が被害を受け、離島で通信が途絶えたとの想定で行われました。
宮城海上保安部の巡視艇うみぎりには、持ち運びができる携帯電話の基地局が積み込まれました。
1台で直径1キロのエリアをカバーすることができ、到着から1時間程度で使用できるということです。
訓練では、巡視艇で機材を運び設置するまでの流れを確認していました。
楽天モバイルBPC企画部井上修担当部長「通信の重要性は非常に高まっている。災害の時にはなおのことで情報が限られてしまう。通信をいち早く復旧することが非常に重要だと思う」
巡視艇は運べる人数や機材に制限があることから、海上保安庁では今後も訓練を重ねて災害時の適切な対応など備えを強化していくとしています。