高市総理大臣は就任後、初めてインドのモディ首相と約25分間電話で会談し、安全保障や経済、投資などの分野で協力を進めていく考えを伝えました。

 高市総理は「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて日本、インド、オーストラリア、アメリカの4カ国の枠組み「クアッド」を含め、両国で連携していきたいと述べました。

 また、日本とインドは2014年に安倍元総理とモディ首相の間で両国の関係を「特別戦略的グローバル・パートナーシップ」に引き上げることで合意し、今年8月には今後10年の協力に向けた共同ビジョンを採択をしています。

 高市総理は、これに基づいて安全保障や経済、投資、人的交流など様々な分野で協力を進め、「新たなゴールデン・チャプター(黄金の章)を築いていきたい」と強調しました。

 これに対してモディ首相は総理大臣就任への祝意を示したうえで、「ともに日本とインドの関係を一層、強化していくことを楽しみにしている」と述べました。