8月に行われた宮城県大郷町の町長選で当選した、石川良彦町長のたすきを付けた別人が選挙運動をした疑いがあるとして、刑事告訴されたことが分かりました。

 公職選挙法違反の疑いで刑事告発されたのは、宮城県大郷町の石川良彦町長と支援者の男性です。

 捜査関係者によりますと、選挙期間中の8月30日、支援者の男性が、石川氏の名前が書かれたタスキをかけ選挙活動をしていたということです。

 公職選挙法では、選挙期間中に候補者の名前が書かれたタスキを着用できるのは候補者本人に限られています。

 大郷町長選挙では、町内にサッカー場などを整備するスポーツパーク構想が争点となり、構想の見直しを訴えた石川町長が現職を破り初当選していました。

 県警は、町民からの告発状を受理し、公職選挙法違反の疑いで捜査しています。