大阪府交野市の山本市長が、「我々としては、放置はしていないというふうに考えております」と釈明したのは、職員から告発された市の男性幹部によるパワハラ疑惑。実際のやり取りが分かってきました。

部下 「次長と話をしてから連絡しようと思っております」 パワハラ告発された男性幹部 「それ、お前らの都合やんけ」 部下 「はい」 パワハラ告発された男性幹部 「なあ、確認したかどうか、それだけやってと言ってんねん。その返事もできへんのか、お前のとこは」 部下 「うん、それあの…」 パワハラ告発された男性幹部 「うんって誰に言ったコラおい、おどれ口の利き方気付けろよ、こら。誰にぬかしてんだコラ」 部下 「はい、はい」 パワハラ告発された男性幹部 「お前、対等か、オレと。コラ」 部下 「いえ、違います」 パワハラ告発された男性幹部 「誰に向かって“うん”言うてんねん、お前。口の利き方、気を付けろや」

 幹部2人は職員10人に対し、13年にわたりパワハラを繰り返していたといいます。

 しかも…。

会見を開いた交野市職員 「通報から1年以上経った現時点で聞き取りは行われず、対応方針など何の意思表示もされていない」

 通報から1年放置されたという訴えに対し、市長は…。

交野市 山本景市長 「客観的、合理的な根拠・写真・動画・音声、もしくは診断書などあれば証拠の提示を依頼していたが、現在に至るまで証拠などの提示はない」

 証拠が提出されなかったため調査を進められなかったと反論。

交野市 山本景市長 「調査をしなかったわけではなく、(証拠が)提出されていないことから大変、対応に苦慮して、時間が経過してます」

 しかし、音声が。

パワハラ告発された男性幹部 「アホ、ボケ、コラなんか言うたか」 部下 「言いましたよ」 パワハラ告発された男性幹部 「いつ言うてん」 部下 「今、言いましたよ」 パワハラ告発された男性幹部 「どれやねん」 部下 「いちいちむかつくなオラって言いましたやん」 パワハラ告発された男性幹部 「いつ言うてん」 部下 「きょうの」 パワハラ告発された男性幹部 「大丈夫か、お前。なんか証拠あんのか、お前。言うてみいや、じゃあ」 部下 「証拠…証拠あったら言うんでね」 パワハラ告発された男性幹部 「大丈夫か、お前、いちいち、いちいち、揚げ足取って一つの事に何回、長い無駄な話して。お前みたいにアホみたいに時間掛けてられへんねん」

 27日、証拠が提示されたことなどを受け、新たな調査に踏み込む方針です。