韓国・慶州(キョンジュ)で開かれていたAPEC首脳会議は「慶州宣言」を採択して閉幕しました。

 APEC(アジア太平洋経済協力会議)は2日間の首脳会議で貿易や投資、AIの活用などを議論し、「慶州宣言」など3つの成果文書を採択して閉幕しました。

 アメリカが関税政策を強化するなか、「自由貿易の重要性」で一致できるかが焦点となっていましたが、宣言には「FTAAP(アジア太平洋自由貿易圏)を達成するための持続的な協力意志を確認した」と盛り込まれました。

 一方、これまでの宣言に入っていたWTO(世界貿易機関)の重要性に触れる文言はなくなりました。

 次回は、来年11月に中国・深センで開かれます。