医療的なケアが必要な子を持つ先輩ママたちが、同じ境遇にいる人たちの相談にのるイベントが、仙台市で開かれました。

 去年4月、泉区にオープンしたカフェ。ここで働くのは、医療的なケアが必要な子どもを育てる母親たちです。子どもを隣の施設に預けて働けるため、社会との繋がりを持ちにくかった親たちの、交流の場にもなっています。

 そんな母親たちが、仙台市と共同で開いたのは、同じ境遇にいる人たちの悩みに答える相談会です。重い障害を抱える未就学児を育てる家族や、その支援者など約20人が参加。先輩ママたちは「就学から卒業後まで」をテーマに、学校生活に向けて必要になる準備や、行政の支援などについて丁寧に説明していました。

 3才の「重心児」の親「経験豊富なママさんたちからの、小学校にあがるとき大変だった話が聞けて、全然わからないことをたくさん教えてもらえたので、とても勉強になりました」

 カフェスタッフ 日下綾さん「インスタやユーチューブを見ていただいて、こんなこと聞いてみたいと思ったら、ぜひカフェに足を運んでいただければと思います」

 イベントは来年1月に若林区でも開かれる予定です。