北朝鮮の国営メディアは、元ナンバー2だった金永南(キム・ヨンナム)氏が死去したと報じました。

 朝鮮中央通信によりますと、金永南氏は、3日に多臓器不全のため97歳で亡くなりました。

 金氏は金日成(キム・イルソン)国家主席の時代から現在の金正恩総書記まで、3代にわたり党や外務省で要職を務めました。

 2002年には当時の小泉純一郎総理の初訪朝を出迎えるなど、首脳外交の一翼を担っていました。

 また、北朝鮮を巡っては中韓首脳会談が開かれた1日とアメリカのヘグセス国防長官が板門店(パンムンジョム)を訪れた3日に、多連装ロケット砲を発射していたことが分かりました。

 韓国メディアによりますと、韓国首都圏を標的とする長距離ロケット砲と推定されるということです。