連日、各地でクマが目撃されています。宮城県でもクマによる犠牲者が出るなど深刻な被害が相次いでいます。

 4日午前0時から午後3時までに発表された宮城県の目撃情報をまとめました。4日はこれまでに7頭のクマが目撃されています。

 中でも大和町では、大学のキャンパスにクマが現れました。

 4日午前10時ごろ、大和町の宮城大学大和キャンパスの本部棟付近で歩いているクマ1頭を大学の関係者が目撃しました。

 キャンパスではこの他にも2度クマの目撃情報があり、大学は学生に対しなるべく屋内にとどまり安全を確保するよう呼び掛けました。

 授業自体は通常通り行われたということですが、職員がクマを追い払うために爆竹を鳴らすなどの警戒に当たったということです。

 この他、大崎市岩出山で2頭、登米市迫町で1頭です。

 仙台市は青葉区芋沢で1頭、泉区では館4丁目と福岡で各1頭の計2頭が目撃されています。

 4日に目撃された最も大きなクマは、体長1.2メートルほどでした。

 クマの目撃情報に注意し、クマ鈴を付けたり会話などをして音を出す、クマに自分の存在を知らせる、クマが活動しやすい朝夕の行動を控える、ごみや庭木の果樹などクマの餌になるものは放置しない、爪痕や糞などクマの痕跡を見つけたらその場から離れる、もしクマと遭遇した場合は、落ち着いてその場を立ち去るなど、近づかないようにしてください。

 宮城県ではクマに関する情報を公開しています。