クマによる被害が相次ぐなか、企業のクマ対策の動きが広がっています。

 コンビニ大手のファミリーマートは店内のモニターを活用して注意喚起のメッセージを配信します。

 また、近隣でクマの出没情報があった場合には、従業員に屋外での作業を即時中止させるとしています。

 ローソンは自動ドアを手動に切り替えるなど、対処方針を更新したほか、北海道や東北などのおよそ100店舗にクマ撃退スプレーを配布します。

 セブン-イレブンは店舗の判断で休業も検討するよう呼び掛けています。

 損保大手の三井住友海上は、社員らのクマ撃退スプレーの購入費用を全額補助するほか、希望者の在宅勤務を認めます。

 物流大手のヤマト運輸と佐川急便は身の安全を確保するためのマニュアルを従業員に周知するなどし、日本郵便はクマが出没している地域での集配業務を見合わせるなどの対策を行っています。