女川原発2号機が再稼動してから1年が経ちました。東北電力が7日に共同インタビューに答え「安全性を高める活動を継続していく」と強調しました。

 女川原発2号機は東日本大震災で被災し運転を停止しましたが、安全対策工事が完了し2024年10月29日に原子炉を再稼働させました。

 東北電力の阿部正信原子力部長は「事故を起こした福島第一原発と同じ沸騰水型であったため、再稼動までに多くの時間と労力を要した」と振り返った上で、今後の取り組みについて述べました。

 東北電力阿部正信原子力部長「引き続き更なる安全性の向上、及び人財育成に力を入れてまいります。法令基準にとどまらず新しい知見や技術を積極的に取り入れ、安全性を高める活動を継続し、世界最高水準の発電所を目指してまいります」

 女川原発2号機はテロ対策施設の完成時期の延期に伴い、2026年12月から約1年8カ月間運転を停止する予定です。

 東北電力では、計画が許可されてから5年以内となっているテロ対策施設の設置期限を3年延長するよう、

業界団体を通じ原子力規制委員会に要望しています。