J2のリーグ戦は残り3試合、ベガルタ仙台は9日にロアッソ熊本と対戦します。攻撃では、より動き続けることが勝利の鍵を握ります。

 前節のFC今治戦は1点を先制しながら相手のエース、ヴィニシウスらに3点を奪われ今シーズン初めて逆転負けを喫しました。

 森山佳郎監督「ヴィニシウス選手の個の強烈な力に屈してしまった。J1に行ったらああいう選手を抑えられないと、残留したり上位を狙うことはできない」

 井上詩音選手「自分たちの強みは守備。ここ2試合で5失点、修正しないといけない」

 逆転負けしたベガルタは6位に後退。昇格プレーオフの圏内にはとどまっていますが、大混戦とあって決して油断はできません。

 森山佳郎監督「負けたら終わり。負けたら8位まで落ちてしまう。今の時期に落ちてしまうと他力本願に。自分たちだけの結果ではプレーオフ進出も難しい状況になる。勝つしかないという意味では決勝トーナメント。動きをやめない、レーンをまたぐ動き、ゾーンを越えていく追い越していく動き。こういう動きに相手は弱い」

 課題が出た守備を修正するとともに、この日は攻撃の練習にも時間を割きました。

 マンツーマン気味に守る熊本対策として、少ないタッチ数でボールを運びより素早くゴールを目指します。

 センターバック井上などディフェンスの選手からフォワードまで、全員が連動して動き続けることがより大切になりそうです。

 井上詩音選手「パスを出して止まるのでなく、動き続ければ相手はマンツーマンなのでどこかで優位性を作れる。相手より多く動くことが大事。全試合出てやるという気持ちで仙台に来た。累積(による出場停止)以外は出させていただいている。J1昇格のためにもあと3試合、落とせる試合は無い。自分の力で仙台を勝たせたい」