雪の季節を前に凍結した路面を再現したコースを車で走行し、冬道の危険を体験する研修会が仙台市太白区で行われました。

 研修会は、冬の期間も仕事で車を使う人などが対象で15人が参加しました。

 コースには水がまかれてアイスバーンが再現されました。

 凍結した路面では停止するまでの距離が、乾いた路面に比べ約3倍必要ということです。

 参加者「凍結路面の方がブレーキを掛けたかけた時の止まらなさを体験して恐怖、怖さを感じました」「ハンドルを取られる感じが運転していてびっくりしました」

 路面は水の膜で滑りやすくなっているほか、雪や氷で段差ができわだちが再現されています。

 新田智紀記者「こんなにハンドルを取られるものなんですね。すごい」

 冬の間は路面が濡れているように見えて実際は凍っている、ブラックアイスバーンになっていることも多いということです。

 仙台南警察署富田勲交通課長「乾燥路面と違いまして、冬道の路面は非常に滑りやすい。急ブレーキ、急ハンドル、急加速、3つの急を防ぐ運転を心掛けていただきたい」

 宮城県では、過去5年間で凍結した路面でのスリップによる人身事故が578件発生し4人が死亡しています。