宮城県内でクマの出没や被害が相次いでいることから、県は警備会社に委託してクマの出没が多い地区でのパトロールを始めました。

 緊急パトロールが行われたのは、加美町の宮崎地区です。

 これは市町村の要請を受け、県が警備会社に委託して始めたもので、クマの目撃があった場所や学校の周辺などで警戒を呼びかけました。

 宮城県内の今年度のクマの目撃件数は、過去最も多い2200件以上となっていて、先月には栗原市で、キノコ採りに行ったグループがクマに襲われ、1人が死亡1人が行方不明となっています。

【石山敬貴 加美町長】

「加美町としても、クマによる人身事故が無い態勢がより一層整ったかなという感じがしています」

【宮城県自然保護課 砂金義徳課長】

「市町村の皆さんの一助と考えている。県民の皆さんの人心被害の防止に繋げていきたい」

 パトロールは、要請があった宮城県内21市町村で30日まで行われます。