ベガルタ仙台は9日、ロアッソ熊本に2−0で完封勝ち。森山監督が認めた魂ある戦いでプレーオフ圏内の6位をキープしています。

 9日は森山監督58歳の誕生日でした。ホームで勝ってみんなで祝いたいベガルタ、熊本を迎え撃ちます。

 前半は攻撃力がある熊本にやや押され気味でしたが、選手1人1人が球際で強さを発揮します。粘り強く守ってピンチを未然に防ぎます。

 0−0で折り返すと後半19分、カウンターで攻められピンチになりますがキーパー林の好セーブでしのぎます。

 すると後半24分、奥山のパスを受けたキャプテン郷家がサイドを突破し最後は宮崎が決めて3試合連続ゴール。ベガルタが先制します。試合後に宮崎は「(郷家)友太が頑張ってくれたから流し込むだけだった」と感謝していました。

 何としても勝ちたいベガルタは後半45分、松井蓮之のパスに小林心が左足を振り抜いて見事に決めました。コンパクトに打てたという小林、2−0とリードを広げます。

 攻守がかみ合ったベガルタ、熊本に完封勝ちで6位をキープしています。

 試合後は、サポーターとともに森山監督の誕生日を祝いました。

 森山佳郎監督「僕の誕生日はこの年になったらうれしくないしめでたくもない。自力で何とかなる位置(6位)。自分たちが勝って行けば何とかなる位置。選手はその権利を手放したくないと、魂ある戦いをしてくれたことが本当にうれしい。たまたま誕生日だっただけ。めでたくないけど1人で晩酌します」

【9日】仙台2−0熊本@ユアテックスタジアム仙台