海での人命救助などに当たる海上保安庁の潜水士、通称海猿になるための選考会が宮城県利府町で開催されました。
海上保安庁の選考会に参加したのは、潜水士を目指す第二管区海上保安本部の若手職員5人です。
300メートルを泳ぎきるタイムを測定した他、25メートルを素潜りで移動できるかなどを確認しました。
海猿」の愛称で知られる潜水士は、第二管区海上保安本部に16人配属されていて、転覆した船での人命救助や行方不明者の捜索などの業務に当たっています。
選考会を通過できるのは毎年数人で、通過者は2カ月間の研修会に参加して知識や技術を習得したのち、数年以内に潜水士として活動を始めます。
第二管区海上保安本部齋藤一世救難課長「東日本大震災を経験した管区として、どのような過酷な状況であっても必ず人の命を助け出すという強い思い、その覚悟を持った人間に潜水士になってもらいたいと思います」
佐久間巧さん「精神的にも体もすごくタフな潜水士であることと、人としても潜水士としても尊敬されるような潜水士を目指したいと思います」