東京都は、644億円規模の補正予算案を発表しました。台風で甚大な被害を受けた八丈島などの復旧や復興に向けた支援策が盛り込まれています。

 東京都の小池知事は21日の会見で、12月に開会する都議会に644億円規模の補正予算案を提出すると発表しました。

 予算案では、10月に台風22号と23号が直撃した八丈島や青ケ島の復旧や復興に向けた支援として39億円が計上されています。

 被災した住宅を補修するための工事費用の一部や、中小企業が仮設のプレハブの建物などで事業を継続するための整備費用などを補助するということです。

 また、9月に発生した記録的な大雨により目黒区・自由が丘などで大きな浸水被害が出たことから、止水板の設置などの支援に乗り出している自治体を後押しする費用も盛り込まれています。

 このほか、省エネ家電への買い替えを促進するゼロエミポイントの追加予算として605億円が計上されています。