外国人にとっても暮らしやすい仙台の街にしようと、東北大学の留学生が街歩きをする実証実験が24日にありました。

 この取り組みは仙台市が企画したイベントで、東北大学の留学生ら20人以上が参加しました。

 参加者は仙台駅発と青葉山発のコースに分かれ、定禅寺通りのせんだいメディアテークを目指しました。

 このうち仙台駅コースには留学生12人が参加しました。

 アプリの地図や街角のサインを頼りに仙台朝市やアーケード街など仙台の中心部をめぐりました。

 飲食店が軒を連ねる「いろは横丁」では、小さなスペースにたくさんの店が並ぶ様子に驚いていました。

 留学生「横丁はすばらしい、にぎやかなところだと思います。ピザの店、それと居酒屋も行ってみたいです」

 参加者は街の風景を楽しみながら1時間ほどかけてゴールにたどり着きました。

 留学生「私は仙台がすごく好きで、きょう歩いてみて今は秋なので秋の雰囲気も感じられて、落ち葉とかで、すごく素敵だなと改めて思いました」

 参加者へのアンケートでは、街角の案内板について英語表記が少ないという意見や、外国人にはイラストでも伝わるというアイデアが出されていました。

 仙台市ダイバーシティ推進課・大沼由香里課長「今回参加いただいた方は、国籍も年齢も様々な方がいらっしゃったので、一人ひとり感じたポイントは違うと思う。一つひとつを丁寧に分析してまちづくりにいかしていきたい」

 仙台市では意見をインバウンドの誘客や街づくりに生かしていく考えです。

 仙台で暮らす外国人は1万8000人近くで10年前に比べ7割ほど増えています。