21日に6期目の任期がスタートした村井嘉浩宮城県知事は、謙虚な姿勢で県政を進めていきたいとの考えを示しました。
村井知事「時に傲慢だと人の言うことを聞かないと言われてもですね、ぶれずにやってまいりましたのは松下幸之助さんの対立しつつ調和する、というこの言葉を私は受けてぶれずにやってきました。ただ、厳しい意見があることは事実でございますので、それも同時に謙虚に受け止めなければならないと思っております」
県政史上最長となる6期目の任期が始まった村井知事は、職員へのあいさつでSNSでデマや誹謗中傷が拡散した知事選挙について触れました。
村井知事「今まで何回も選挙をしたが、これほどやりにくい選挙はございませんでした。多くの県職員が黙って手を組みながらですね、寒い中私の話を聞いてくださいました。本当にありがたかったです」
そのうえで仙台医療圏の病院再編や、企業誘致といった県政の課題に引き続き取り組む意欲を示しました。
その後、取材に応じ今期限りで退任する考えを改めて述べました。
村井知事「今期でやめるつもりで、あと4年でやるべきことを片付けて、いい形で片づけて次の方にバトンタッチしたいと思っています」