土砂災害現場で消防隊員と解体工事業者が協力して救助を行うための訓練が、宮城県亘理町で行われました。
名取市消防本部などが災害協定を結んでいる解体工事業者の団体と毎年行っている訓練では、土石流が発生し親子2人が乗る車両が巻き込まれた可能性が高いという想定で行われました。
消防隊員が現場の状況を確認した後、解体工事業者の重機が入ります。
井口亜美アナウンサー「車に近い部分は消防隊員がスコップで、安全が確認された部分は重機で土をかき出すことで、丁寧かつ迅速に救助活動が行われていきます」
近年は、豪雨の増加などで、全国的に土砂災害が頻発しているということです。
名取市消防本部松野秀之消防司令補「やはり重機の力は非常に強力なところがありました。人間の手の及ばないところは協力関係の下、積極的に活用させていただきたいと思っております」