宮城県大崎市の伊藤康志市長が、2026年4月の市長選挙に立候補せず5期目の今期限りで引退する考えを表明しました。

 伊藤大崎市長「初代市長に与えられた任務役割は果たし終えた、やり切ったと感じております」

 伊藤市長は8日の市議会で、2026年4月の市長選挙に立候補せず今期限りで引退する考えを表明しました。

 伊藤市長は県議会の議員や議長を経て、2006年に旧古川市など1市6町が合併して誕生した大崎市の最初の市長選挙で初当選し、現在5期目です。

 任期中、東日本大震災に加えたび重なる豪雨災害にも見舞われた、引退の理由に復興に一定の道筋がついたことを挙げました。

 伊藤大崎市長「東日本大震災からの復興計画も完遂、豪雨災害を受けて取り組んでまいりました、水害に強い街づくりへの道筋も示すことができました」

 議会後、会見を開いた伊藤市長は次の市長について後継指名はしないと話しました。

 伊藤大崎市長「市民から新たにバトンを受ける方、そういう大崎愛の強い、大崎のまちづくりに対する高い志を持った方が、是非準備をしていただければと期待をしております」