養殖のカキが広島県などで大量死して問題となっていますが、宮城県でも水揚げしたカキのうち7割近くが死んでいる海域があることがkhbの取材で分かりました。
宮城県ではここ数年、海水温上昇などのため養殖したカキの多くが死んでしまう状況が続いています。
県や県漁協によりますと、10月に出荷が始まった今シーズンも気仙沼市や石巻市では海域によっては、水揚げしたカキの約7割が死んでいるということです。
県漁協の気仙沼総合支所では「2024年もカキの死滅が目立ったが、2025年は2024年よりもひどいかもしれない。宮城県のカキにとっては厳しい状況」と話しています。
養殖カキをめぐっては、全国一の水揚げ量を誇る広島県などで9割近くが死んでいる海域があり、国でも調査を進めています。