アメリカ軍が再び麻薬密輸船とされる船を攻撃し、9月以降続く一連の攻撃での死者は100人を超えました。

 中南米地域を管轄するアメリカ南方軍は18日、公海上で麻薬を積んだ船舶2隻を攻撃したとする映像をSNSで公開し、乗船していた5人を殺害したと発表しました。

 これらの船が東太平洋の麻薬密輸ルートを航行しているのを情報機関が確認したと主張しています。

 アメリカ軍は9月以降、同様の攻撃を繰り返していて、前日の今月17日にも4人を殺害したと明らかにしています。

 CNNによりますと、この攻撃で麻薬密輸船とされる船に対する攻撃での死者は少なくとも104人に上るということです。

 攻撃を巡っては国内外から批判の声が上がっていますが、アメリカのトランプ大統領は「アメリカへの麻薬流入を阻止するために必要な対応だ」と主張しています。