TBSホールディングスはコンプライアンス担当の取締役が交際費の不正な精算によって辞任したと発表しました。

 TBSホールディングスの井田重利常務取締役はグループの役職員との懇親や慰労目的での会食を社外関係者との会食などとして精算していました。

 不正は2022年6月から今月までの間で180件、約660万円に上るということです。

 今月上旬に内部通報を受けて外部の専門家の協力を得ながら調査を行ったところ、井田氏は不正を認めたということです。

 井田氏は自身がコンプライアンス担当の取締役であったことから、過去にさかのぼって返金する意向を示したうえで辞任を申し出たということです。

 TBSホールディングスは「再発防止に取り組む」などとコメントしています。