東京・赤坂で夫婦が死亡した高級個室サウナ店の関連会社などに警視庁が家宅捜索に入りました。

 15日、港区赤坂のサウナ店の個室で客の松田政也さん(36)と妻の陽子さん(37)が閉じ込められ、死亡しました。

 捜査関係者によりますと、警視庁は25日、会社の安全管理に問題がなかったかなどを調べるためサウナ店の関連会社などに家宅捜索に入りました。

 家宅捜索ではスマートフォンやパソコンのほか、防火マニュアルなどが押収されたということです。

 また、2人が閉じ込められた個室はドアの取っ手が内側と外側どちらも外れていました。

 その後の捜査関係者への取材で、個室内にはひしゃくが残されていましたが、その柄の部分を覆っていた木が外され、金属がむき出しになっていたことが新たに分かりました。

 また、ドアの縁の部分には削られたような跡がありました。

 2人が個室から出るために木を外したひしゃくの柄の金属部分でドアを開けようとしたため削れた可能性があります。

 警視庁は引き続き個室内の状況を詳しく捜査するとともに、業務上過失致死も視野に押収した資料などを調べる方針です。